町では漁業協同組合と会社で合同調査を行い、被害状況を確認しました。また漁業協同組合の役員一行は東京都建設局に出向き、悪水放流をただちに停止するように申し入れもしました。
5月23日には浦安町以外の、南行徳、行徳、葛西、城東、深川、荒川の各漁業協同組合は個別に会社側と交渉しましたが、会社側は一片の誠意も示さず操業を続けました。
翌24日に自動車に分乗して工場に集合したところ、放水管から悪水を垂れ流されているのを見て、激高した漁民は工場の窓ガラスを破ったり、マンホールに煉瓦などを投げ込み、流れ出す悪水を止めてしまいました。
これ以降数回にわたり会社と各漁業協同組合との間で交渉が行われました。会社はこれまで通り操業したい、漁民側は無害での放流でなければ承認できないし、今までの補償を提示して欲しい・・と平行線が続きます。さらに度重なる会社側の不信行為に憤慨した漁民は、6月10日に町民大会を開催しました。
その中で、「本州製紙江戸川工場は、ただちに毒水の放流を停止せよ」「損害補償についてその損害を調査し、これに基づく生活権の補償を要求する」決議を、満場の賛成を得て成立させました。大会終了後、漁民を中心に各団体を加えた800名は国会と東京都に陳情すべく、バス10台に分乗して出発しました。